「Structure of magnetite」がリリースされている
Structure of magnetite

去年(2012年)8月に録音されたセッションであるが、マスタリングして1年越しのリリースとなる。
参加メンバーは
ギター Koichi Matsumura
ギター Yuichiro Maeda
ポケットピアノ - Motoki Shinomiya
バイオリン - Clara Maeda
ドラム - Oscar Hultén
クリスタルボウル Yugi
ジャケット、マスタリング - Kemp
大阪市のスタジオで録音されたもので、
私が始めてミュージシャンの方々とセッションしたのもこの音源である。
音を聞くと、あの時の感覚がよみがえってくる。
とても、新鮮な感覚・・・
Koichi Matsumura 氏 と Yuichiro Maeda氏 は同じギターだが
音のスタイルが違い、2人の絡みがとても気持ちいい。
その空間を埋めるようにMotoki Shinomiya 氏の音が入り、音に素敵な装飾を加える。
Clara Maeda氏のバイオリンの音はノスタルジックな響きで胸に響く。
この空間を叩くOscar Hultén 氏のドラムは絶妙で、素晴らしいリズム感。
私Yugiのプレイは遠慮がちだが、新鮮な響きをとても楽しんでる。
メンバー全員が
遠慮がちに、奥ゆかしく、さぐりさぐり、音を絡め合っている。そんな雰囲気が音からも伝わってくる。
とても新鮮でバランスのとれた気持ちの良い空間音楽である。
この後私は、同レーベルのイベント "Pravda!"
に参加し、2013年始めにyugi「六大」をリリースするのだが
クリスタルボウルメインで音を作ることで、音の表現、テクニックなどは
向上したが、そのことで音の自我が芽生えてきたかもしれない。
この 始めてセッション参加したアルバム「Structure of magnetite」のクリスタルボウルのを聞くと
音の存在感はあまりないが、ミュージシャン達の間で、遠慮がちではあるが新鮮にプレイしている自分がいる。
こういうプレイも悪くない。過去の音を聞いて学ぶ事も多くあるのだなあ。
最近音を出しすぎる自分を反省して、心理音や効果音プレイに徹するのも必要であると感じた。
松村さん、リリース有り難うございました。
セッションに誘っていただいた事も感謝しています。
この作品から音楽のつながりが始まったのですから、この作品が私の音楽の始まりでもあります。